投稿日:2024-09-30
<マイナ保険証に対する私の方針>
3ヶ月ほど前に、マイナ保険証についての記事を書いた。
マイナ保険証に関する最近の動静
https://slowjogger.hatenablog.jp/entry/2024/06/27/064630
いよいよ、後2ヶ月ほどで現行の保険証の新規発行が終了するが、デジタル庁主導でかなり強引に進めているマイナ保険証強制化に対する私の方針を示したい。
<基本的な考え>
マイナ保険証に対する私の基本的な考えは、以下の通り。
(1)マイナ保険証を推進すること自体には、反対ではない。
(2)現行の保険証を廃止することに反対である。特に、様々な問題が発生しているのに、強制的に廃止するのは国民無視も甚だしい。
(3)マイナ保険証を使いたくても使えない人がいることを考慮すべき。
(4)マイナ保険証そのものに反対ではないが、そのためにマイナンバーカードを持ち歩きたくはない。
(5)スマホのみによるマイナ保険証に賛成である。
(6)後2ヶ月ほどで現行の保険証の新規発行が終了するが、使える間は使い勝手の良い現行の保険証を使いたい。
<知っておくべき重要な情報>
(1)2024-12-02に現行の保険証の新規発行が終了する。新規発行は終了するが、現行の保険証の有効期限または2025-12-01のいずれか短い期間までは、現行の保険証が使える。
(2)マイナンバーカードを持っていない人や、マイナ保険証利用の登録をしていない人は、現行の保険証の有効期限より前に、保険者から送付される資格確認書で受診が可能である。なお、これらの方々は資格確認書を受け取るための申請は当面は必要ない。
(3)マイナ保険証利用の登録をしている人には、資格確認書は送られてこない。
(4)マイナ保険証の利用登録の解除を希望する場合は、2024年10月頃から、それぞれの保険者で受付を開始する予定。
<私のマイナ保険証利用状況とこれからの予定>
マイナ保険証利用の登録を既に行っているが、以下の通り。
(1)マイナ保険証は試しに1回だけ利用したが、現行の保険証の方が使い勝手が良いので、それ以降は現行の保険証を利用している。
(2)資格確認書を送って貰うため、マイナ保険証の利用登録の解除申請手続きが開始されたら、速やかに保険者に申請する。
[「速やかに」が「赤字&文字サイズ中」になっている理由については、<感想>[どの手]を参照のこと。]
(3)スマホのみによるマイナ保険証が始まるまでは、現行の保険証または資格確認書を使う。
<感想>
政府は様々な手を使ってマイナ保険証を強制化しようとしているが、「使い勝手が現行の保険証並に良くなるまでは、現行の保険証または資格確認書を使ってやるぞ!」という意気込みで対抗して行こうと思う。様々な手と思われる手を挙げると、以下の通り。
(1手)多くの税金を使って、マイナポイントという餌でマイナンバーカードを作らせた。
(2手)多くの税金を使って、マイナポイントという餌でマイナ保険証登録をさせた。
(3手)多くの税金を使って、芸能人のCMでマイナ保険証をPRした。
(4手)多くの税金を使って、マイナ保険証登録を増やすために病院や薬局にお金を配った。
(5手)マイナ保険証の制度を良く知らない人を欺くために、あたかも2024-12-02以降は現行の保険証は利用できないように思わせる手口で告知した。[徐走人の個人的見解]
(6手)マイナ保険証の制度を良く知らない人を欺くために、あたかもマイナ保険証がないと診療が受けられなくなって行くかのように思わせる手口で告知した。[徐走人の個人的見解]
(7手)診療報酬の割合について、マイナ保険証利用は安くして、現行の保険証は高くした。
(8手)マイナ保険証は病院や薬局の現場で様々な問題が発生しているにもかかわらず、メリットだけを強調している。
(9手)強調しているメリットにも、実はメリットでないものもある。例えば、Q&Aの1つに以下があるが、実際はお薬手帳などを使わなければ、レセプトのため最短でも1.5ヶ月以前の情報しか知ることができない。
===引用[ここから]===
Q1.マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリットは何ですか。
A1.マイナンバーカードを使って医療機関等に受診した際に、自身のお薬の履歴や過去の特定健診の情報等の提供に同意すると、医師等からより多くの種類の正確な情報に基づいた総合的な診断や重複する投薬を回避した適切な処方を受けることができます。
[以下、省略]
===引用[ここまで]===
(10手)現行の保険証は月に1回提出すれば良いが、マイナ保険証は診療の度に提出&認証が必要になる。認証も必ずしもスムーズにできるとは限らない。顔を認証できない、暗証番号を忘れた、訳の分からない同意を求められるなど。これからのことをほとんどアナウンスしていない。
(11手)「マイナ保険証推進≒蟻地獄の巣」説
徐走人の立てた仮説で、マイナ保険証推進が蟻地獄の巣と良く似ているという説。
[あの手]マイナ保険証登録を行うと、マイナポイントが貰えるという策。
[この手]初回登録は、様々な方法でできる。
①医療機関・薬局の窓口等にある顔認証付きカードリーダーで初回登録
②マイナポータルからの申請
③セブン銀行ATMからの申請
https://www.digital.go.jp/policies/mynumber/insurance-card
[その手]マイナ保険証登録すると、何故か解除方法がない。通常、クレカや銀行口座を作ったときは、それを解約する方法も用意されているものだが、マイナ保険証の解約は現状できない。ただし、2024年10月頃から、それぞれの保険者で解除の受付を開始する予定。
[どの手]解除方法が難しくなったり、解除期間が短くなったりする懸念。これは、徐走人の個人的予測でしかないが、様々な手を使って巣に捕らえかけた獲物を逃したくないハズ。ということで、一旦マイナ保険証登録した人に、安易に解除させない仕掛けを設ける恐れがある。
もっとありそうだが、もう飽きてきたのでこれくらいにしておく。