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徐走人の雑記帳

日本通信&povoのデュアルSIM運用:データ通信切替操作の簡素化[Galaxy S23用]

投稿日:2023-05-18

<デュアルSIM運用時のデータ通信の切替操作の簡素化[Galaxy S23用]>

 デュアルSIM運用をしていると、たまに切替をする必要があるので、そのデータ通信切替操作の簡素化を行うMacroDroidマクロを作ってみたという記事を書いた。
https://slowjogger.hatenablog.jp/entry/2023/03/06/161314

 今回は、その第2弾でGalaxy S23用のもの。Google Pixel5とSamsung Galaxy S23では、設定アプリの仕様が異なるため、以前作成したマクロでは動かない。そこで、Galaxy S23用に作ってみた。目的は同じで、日本通信とpovoのデータ通信切替え操作を簡単にすること。

<MacroDroid利用によるSIM切替の簡素化>

 この機能を利用できるのはAndroidスマホのみである。また、MacroDroidをインストールする必要がある。MacroDroidについては、以下を参照のこと。
https://japanize-app.com/macrodroid.html
https://slowjogger.hatenablog.jp/entry/2021/11/28/221044

 このマクロを利用するために必要な事前準備は次の通り。
(事前準備1):MacroDroidをインストールする。
(事前準備2):MacroDroidを起動し、以下を行う。
テンプレート機能でマクロ「データ通信forGalaxyS23」を検索する。すると、以下の2つのマクロが見つかると思うので、それをダウンロードする。
①SIM1データ通信forGalaxyS23
②eSIM1データ通信forGalaxyS23
(事前準備3):設定アプリを起動して、「ユーザー補助」の以下の設定をオンにする。
①MacroDroid
②MacroDroid UI画面操作
③MacroDroid 音量ボタン操作検知

<データSIM切替方法>

(1)eSIM1データ通信に切替える場合
 音量UPボタンを長押しする。 
(2)SIM1データ通信に切替える場合
 音量DOWNボタンを長押しする。

(参考) 
  eSIM1とSIM1にどの通信回線を割当てるかは自由だが、私の場合はeSIM1にpovoを割当て、SIM1に日本通信を割当てている。なので、povoにする場合は音量UPボタンを長押しし、日本通信にする場合は音量DOWNボタンを長押しする。Google Pixel5のときと同じ操作で切替えられるようにしている。

<マクロ「eSIM1データ通信forGalaxyS23」の仕組み>

 トリガーとして、以下を登録している。
①音量UPボタンを長押し

 アクションとして、以下を実行する。
①設定アプリを起動する。
②テキスト「接続」を探してタップする。
③テキスト「SIMマネージャー」を探してタップする。
④テキスト「モバイルデータ」を探してタップする。
⑤テキスト「eSIM 1」を探してタップする。

 なお、次の画面が表示されるのを待つため、各ステップ毎に1〜2秒間だけスリーブするようにしている。

 実際のアプリを以下に示す。

<マクロ「SIM1データ通信forGalaxyS23」の仕組み>

 操作ボタンやタップするテキストが違うだけで、『マクロ「eSIM1データ通信forGalaxyS23」の仕組み』とほぼ同様なので、省略。

 実際のアプリを以下に示す。

<動作確認した端末や環境>

①端末:Galaxy S23
Androidバージョン:Android13
③MacroDroidバージョン:v5.33.8 Pro

<注意事項>

(1)設定アプリの「ユーザー補助」の設定がオンになっているにもかかわらず有効にならない場合は、一旦オフにしてから再度オンにしてみる。
(2)前回の切替えマクロのように音量ボタン操作をトリガーに持つマクロは無効化するか削除しなければならない。
(3)以下の理由などから、このマクロが正しく動作しない可能性がある。
Androidのバージョンや仕様などの違いにより、上記のアクションでは切替えができない。
スマホの性能の違いにより、1〜2秒間のスリーブでは次の画面が表示できなくて、途中の画面で止まってしまうことがあるかもしてない。

 もし、このような理由で上手く動作しない場合は、ダウンロードしたこのマクロを改造して、自分の環境に合うように試して欲しい。

<その他>

(1)MacroDroidマクロの作成者にとっては、Galaxyの設定アプリの仕様は嬉しい。前回提供したマクロでは、ダイアログ中に現れる説明文にボタン名称と同じものが含まれているため、テキスト内容によるタップが使えなかった。仕方なく座標位置でタップするように作らざるを得なかったが、今回はすべてテキスト内容によるタップで作れた。従って、画面サイズの大きいGalaxy S23 Ultraでも動くのではないかと思う。