slowjoggerのブログ

徐走人の雑記帳

スマホのみによるマイナ保険証

投稿日:2024-03-03

<デジタル庁への要望の提出、嬉しい方向転換>

 2024-02-20に、デジタル庁への要望として以下のタイトルで、スマホのみでのマイナ保険証サービス提供のお願いをしたことを報告した。

デジタル庁への要望[その1]:スマホのみでのマイナ保険証サービス提供のお願い
https://slowjogger.hatenablog.jp/entry/2024/02/20/102855

 このお願いに対して、デジタル庁から直接の回答は、2024-03-02現在まだ来ていない。しかし、2024-03-02に読売新聞オンラインが「マイナ保険証、25年度にもスマホ搭載…診察券と統合・診療履歴確認もOK」というタイトルの記事を投稿していることを知った。
https://article.auone.jp/detail/1/3/6/379_3_r_20240302_1709359371504888

 まずは、嬉しい方向転換を喜びたい。2024-02-14に行ったマイナポータルへの問合せでは、「お問い合わせいただいたサービスを提供する予定はございません」という極めて残念な回答だった。
https://slowjogger.hatenablog.jp/entry/2024/02/19/082011

 この方向転換は嬉しいが、いくつかの指摘をしたい。

<いくつかの指摘>

(指摘[その1]∶提供時期はもっと早く)
 読売新聞オンラインの記事では、提供時期は2025年度中となっているが、遅くとも現状の健康保険証が廃止される2024-12までには提供すべきだと考える。なぜなら、「マイナンバーカードを利用したマイナ保険証」の利用が低迷していて、その理由と考えられる「使い勝手の悪さやセキュリティ上の不安など」があるためである。現状の健康保険証が廃止された後に、この「使い勝手の悪さやセキュリティ上の不安など」がある「マイナンバーカードを利用したマイナ保険証」利用期間は、極力ゼロにしないと大混乱が起きる恐れがある。
(指摘[その2]∶「スマホのみでのマイナ保険証サービス」機能の開発はオープン&公正な競争で)
 「スマホのみでのマイナ保険証サービス」機能については、まずどのような仕様にするかを全国民及び開発企業に公開し、開発企業に公正に競争して貰い、安くて使い勝手の良い機能を提供して貰える企業を選ぶ。なお、この際に応募した企業の応札価格や提供時期や提供機能などをすべて公開する。
 このような手順で開発を行えば、多分数ヶ月で、多くの人が満足できる「スマホのみでのマイナ保険証サービス」機能が安価に提供できると思う。

(指摘[その3]∶マイナ保険証はゴリ押しでは駄目)
 現状進めているマイナ保険証推進は、使い勝手が悪いままゴリ押ししているから普及が低迷している。使い勝手が良くなれば、不要に広告やポイント付与などを行わなくても、自然に普及していく。デジタル庁を含めて政府には、本来行うべき推進方法を実施して欲しい。
(指摘[その4]∶マイナ免許証もスマホのみのサービス機能提供)
 政府は、マイナ免許証も計画しているようだが、現状のマイナンバーカードを前提にした方法では普及しないだろう。マイナ免許証もスマホのみのサービスを提供すれば問題なく普及すると思う。