slowjoggerのブログ

徐走人の雑記帳

KDDI副回線サービス:「数百円レベルで」の結論が出たようだ

投稿日:2023-03-27

<「数百円レベルで」の結論>

 以前、KDDIのデュアルSIM予備回線に関する発表に対して、私見を述べた。

『デュアルSIM予備回線は「数百円レベルで」について、徐走人はこう考える』
https://slowjogger.hatenablog.jp/entry/2023/02/03/083953

 今日、結論が出たようだ。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1488522.html

auUQ mobileのユーザー限定で、月額利用料金は429円。月間データ通信容量は500MB。送受信速度は最大300kbpsで、500MBを超過後は当該月の月末まで128kbpsの速度制限が適用される。新たな電話番号を利用できる。副回線を利用したいときにはユーザーが手動で切り替える必要がある。』とのこと。
 KDDI社長がデュアルSIM予備回線に関する発表時に述べていた「障害発生時にも同じ電話番号で」も実現できていない。

 この仕様で、障害が発生しなくても、毎月毎月429円を払う価値があるだろうか?
以前の私見で述べたように、現状、デュアルSIM機を用意して適当な格安SIMを選べば、僅かな金額で障害対策が個人で実現できる。
①例えば、povoを障害対策用に使えば、最低月額37円で維持できる。また、障害発生時にも330円で24〜48時間利用できる。
日本通信SIMも、1GBの高速通信付きで月額290円で運用できる。
③mineoも、「マイそく スーパーライト」を導入し、月額250円で維持できるようになった。こちらも障害発生時にも330円で24時間利用できる。

 デュアルSIMと格安SIMを知っている顧客は、全く魅力を感じないだろう。

 格安SIMを知らない顧客から、障害対策用に毎月毎月429円の追加料金を払わせ、増収を図ろうとする悪巧みとしか思えない。