投稿日:2023-02-03
<デュアルSIM予備回線は「数百円レベルで」について>
2023-02-02、デュアルSIM予備回線についてKDDIから発表があった。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1475468.html
この発表について、以下のことを考えた。
①「数百円レベル」とは、幾らくらいだろう?
②「非常時には従量課金で少し高くなると思う」とのことだが、それは幾らくらいだろう?
③現状、デュアルSIM機を用意して適当な格安SIMを選べば、僅かな金額で障害対策が個人で実現できる。例えば、povoを障害対策用に使えば、最低月額37円で維持できる。また、障害発生時にも330円で24〜48時間利用できる。
④日本通信SIMも、1GBの高速通信付きで月額290円で運用できる。
⑤mineoも、「マイそく スーパーライト」を導入予定でこれを利用すると、月額250円で維持できるようになる。こちらも障害発生時にも330円で24時間利用できるようになる。
KDDIとソフトバンクが実装しようとしている「デュアルSIM予備回線システム」は、上記の格安SIMと比較して、料金的にも使い勝手にしても上回るものを提供できるのだろうか?
<謝辞とお願い>
povo2.0利用でKDDIには感謝している。私の場合のpovo2.0の月額料金は44円だが、大変満足している。もし、私にも利用して貰いたければ、月額料金は44円以下にして欲しい。
政府から言われたからやるのではなく、現状のシステムをうまく利用して、無駄な労力を掛けずに、問題を解決するほうが良い。
通信会社として障害対策に取り組む姿勢は素晴らしいと思うが、現状の状況を考えるならば、次の方針の方が正解ではないか?
①通信会社にとってシステム作成にお金が掛かり、利用者にも金銭的負担を強いる「デュアルSIM予備回線システム」を作るのではなく、格安SIMとうまく共存&利用する。
②アンドロイド端末を作るメーカーに、デュアルSIM機を作る邪魔をしない。また、バンドを自社のバンドに限らせるなどの近視眼的な対策は取らせない。
③povo2.0は既に優秀な障害対策のサブ回線になっている。これをソフトバンクなど他社にも広げて行くようお願いする。
④利用者にも、デュアルSIM機を活用して障害対策をしてもらうようにアナウンスする。
以上の対策をすれば、お金も掛けずに通信会社と端末メーカーと利用者の3者に良い「三方よし」のシステムになると考える。